『医療・介護』のチェックポイント
■ 「医療」
沖縄移住で大きなテーマとなる1つが医療機関の有無です。これは地域によって大きく差が出てきますし、金銭的負担の大小に直結します。特に離島については、病院はあっても医師不足により診療科目が減っている所が多いです。主な年代別チェック項目は下記を参考にしてください。
全年齢帯・・・歯医者
若年者・・・小児科、小児内科、産婦人科(特に産科)
中・高齢者・・・循環器内科、消化器内科、脳神経外科
【ポイント】
・自分の移住先にない診療科目に対してどう対応するのか、金銭的負担も含めて予め覚悟することしかありません。加えて、高額な自己負担とならないよう民間保険会社の医療保険などで準備することも検討が必要です。
■ 「介護」
医療と同様に、老後において重要な位置を占めてくるのが介護サービスです。現在の介護保険制度では、財源の負担比率が都道府県12.5%、市区町村12.5%、国25%で、残りの50%が介護保険の被保険者の保険料となっています。長寿県である沖縄県は、今後ますます介護保険のサービス利用者が増えていきます。その中で、増えていく予算を自治体が負担し続けられるかは大きな老後の不安になりかねません。
【ポイント】
・移住候補となる自治体の財政状況をチェックしましょう。全国的な少子高齢化の加速の中、今後は夕張市のように財政破綻となる自治体が増えてくることが予想されます。その場合も、金銭的負担は私たち地域の生活者に直接降りかかってきます。
・老人介護施設の有無、デイサービス業者の有無と利用状況を確認しましょう。