『気候』のチェックポイント
■ 「気温」
気象庁が発表した沖縄の過去10年間の1月の平均気温は、約17℃ですが真冬は風が強いため実際の体感温度はさらに低いです。厚手の上着は必要ありませんが、朝夕の冷え込み対策に風よけになる上着は必要です。
一般的にうちなーんちゅ(沖縄の人)のほうが厚着の傾向があり、冬の沖縄で半袖を着ているのは観光客という話もあります。
【ポイント】
・夏は、女性は特に強烈な紫外線とエアコン対策に薄手の長袖が必要ですし、冬でも上着は必要です。亜熱帯の沖縄でも一年中半袖で大丈夫というわけではありません。
■ 「台風」
沖縄は、ちょうど台風がコースを変える場所に位置するため、他の県に比べて台風の規模は大きく、滞在時間は長く、数も多いです。気象庁の過去10年間の統計によれば、沖縄県に接近した台風は平均8.2個ですが、沖縄県以外では平均5.5個です。そのため、沖縄県民は台風対策に慣れていて人的被害は少ないと言われています。
また、大型で強い台風が来ると交通機関が止まり、仕事や学校が休みになるため、居酒屋やパチンコ屋が繁盛するという話もあります。
【ポイント】
・住居の台風対策は、自分自身でしっかり行いましょう。対策グッズは、ホームセンターで入手可能です。洗濯機やエアコンの室外機など室内に収納できないものは、飛ばされないように固定しておくのがおすすめです。
■ 「水不足」
沖縄は、慢性的な水不足です。年間の降水量は、約2,300ミリで全国平均の1.3倍です。雨は梅雨と台風の時期に集中しますが、沖縄の台地はサンゴ礁で保水力が低く、川は短く急なため、雨はほとんど海へ流れてしまいます。
近年では、ダムの建設が進められていますが急速な需要の増加に対応しきれていないのが現状です。
【ポイント】
・多くの住宅には給水タンクがありますが、新築の物件では給水タンクのない物件も増えています。水不足が心配な場合には、物件探しの際にタンクの有無を確認してみることをお勧めします。